20日に沖縄地方も梅雨明けの宣言がありました。今年の梅雨は記録的な非常に激しい雨が続き、土砂災害などの被害もあったようです。ひだまりでも冠水の為にお迎えの送迎が出来ず、やむなく利用を取りやめる家庭もあったりと、非常に困ってしまう日々でした。
雨天時は地域の広場や公園へ出かけることができないため、ひだまりの中での活動となります。今、子どもたちの間ではカードゲームが盛り上がっています。定番の「UNO」や料理をつくる「レシピ」、「ポケモンバトルカード」、連想する言葉を考える「ワードスナイパー」など、子ども達同士で楽しむ様子がうかがえます。
カードゲームに興味がなかった子も、友達が遊び楽しむ姿を見て、興味や関心を示したり、「参加したいけどルール分からないから不安」という気持ちで揺れ動いている子や、何度か誘われてやっと「すこしやってみようかな」という気持ちに変化して参加してみる子と、カードゲーム一つをとっても、子ども一人一人の発達段階や心の成長を見ることができます。
相手が勝ったり点数を取った時に「ふざけんな」「クソッ!」と悔しい気持ちをうまく表現できない姿もあります。その時に職員は「あー悔しい!」とか「お、取れたんだ、すごい」「おめでとう!次は負けないぞ」と言い換えの言葉を使いつつ、悔しいながらも相手をリスペクトし表現する言葉を聞いてもらうことで、少しづつ身につけてほしいなと願いつつ、そのモデルとなるようにさりげなく働きかけを行っていきます。最近では「俺負けたけど、○○君は30枚も取れて、すごいな」と相手を認め褒める言葉が聞こえてくることも。仲間意識が形成され、相手のことを考えるようになることで、「自分が言われて嫌なことはやらない」と、自然に遊びの中で相手を思いやる気持ちに、気づくことができるようになってほしいと思う梅雨の日でした。
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